1円で買える「Rakuten WiFi Pocket Platinum 2B」は使える?プラチナバンド対応の実力と固定回線代わりの設定

端末レビュー
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「家のネット代が高い…」
「引っ越しが多いから光回線は引きたくない…」

そんな人の救世主になるかもしれないのが、楽天モバイルのオリジナルモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket Platinum 2B」です。
なぜなら、キャンペーンで一括1円(または実質1円以下)でばら撒かれているからです。

「どうせ安物でしょ?」
「タダより高いものはないって言うし…」
そう思うかもしれませんが、この機種、実は名前の通り「プラチナバンド(Band 28)」に対応しているという、地味にスゴい特徴があります。
今回は、この1円ルーターを使って自宅のネット環境を激安にする方法と、性能の限界について正直にレビューします。

第1章:1円ルーターのスペック検証

「Platinum」の名は伊達じゃない

楽天モバイルがついに獲得した「プラチナバンド(700MHz帯、Band 28)」。
この電波は、コンクリートの壁を通り抜けやすく、ビルの中や地下でも繋がりやすい最強の電波です。
このルーターは、その名の通りBand 28に対応しています。
つまり、「以前のルーター(Pocket 2Cなど)よりも室内で繋がりやすい」可能性があるということです。
もちろん、これからの基地局整備次第ですが、将来性はバッチリです。

小型・軽量・長時間バッテリー

名刺サイズで薄くて軽いです。
カバンに入れても邪魔になりません。
バッテリーも連続通信10時間持つので、朝家を出て夜帰るまでギリギリ持ちます。
これ一台あれば、スマホのプランを最小(3GB以下)にして、全ての通信をルーター経由にすることで節約も可能です。

第2章:【実験】家の固定回線(光)の代わりにナルか?

月額4,000円〜5,000円かかる光回線を解約して、月額3,278円の楽天モバイル一本に絞る「固定回線化計画」。
果たして実用的でしょうか?

一人暮らしなら「アリ」

  • 動画視聴(YouTube/Netflix):余裕です。フルHD画質でもカクつきません。
  • Web会議(Zoom):問題なし。たまに画質が落ちることもありますが、音声は通じます。
  • オンラインゲーム(FPS):これはキツイです。Ping値(応答速度)が光回線ほど速くないので、ラグが発生します。ガチゲーマーには推奨しません。

家族で使うには厳しいかも

このルーターの同時接続台数は16台ですが、Wi-Fiの規格が少し古いです(Wi-Fi 4 / IEEE802.11n)。
最新の高速Wi-Fi(Wi-Fi 6)には対応していません。
なので、家族3人が同時に動画を見たりすると、ルーターの処理能力が追いつかずに遅くなる可能性があります。
あくまで「自分専用の持ち運べる固定回線」として使うのが正解です。

第3章:光回線とのコスト比較シミレーション

乗り換えたらどれくらい安くなるのか計算してみました。

現状(光回線 + 大手スマホ)

  • 光回線:4,800円
  • スマホ(ドコモ無制限):7,315円
  • 合計:12,115円/月

乗換後(楽天ルーター + 楽天スマホ)

  • 楽天ルーター(無制限):3,278円
  • 楽天スマホ(3GB以内):1,078円
  • 合計:4,356円/月

差額:月7,759円の節約!
年間で約93,000円も浮きます。
新しいPCが買えちゃいますね。
多少速度が落ちたとしても、この金額差なら我慢できるという人は多いはずです。

第4章:設定のコツ「2.4GHz帯」の干渉に注意

このルーターは2.4GHz帯のWi-Fiしか出しません(5GHz帯非対応)。
2.4GHzは電子レンジと干渉します。
なので、「ルーターの近くで電子レンジを使うとWi-Fiが切れる」という弱点があります。
自炊をする人は、ルーターをキッチンから離れた場所に置くなどの工夫が必要です。

第5章:マニアック解説:Rakuten Linkの仕組み(ルーター接続時)

ルーター運用で気になるのが通話です。

スマホはWi-Fi接続でもLinkで通話可能

スマホのSIMを抜いて(あるいはデータ通信OFFにして)、このルーターのWi-Fiに繋いだ状態でも、Rakuten Linkアプリは使えます。
しかも通話料無料です。
「ルーター(楽天回線)→Wi-Fi→スマホ(Linkアプリ)」という経路で通話できます。
家ではこのスタイルで、外ではスマホの電波で、という使い分けも可能です。

【重要】iOSとAndroidの違い

iPhoneユーザーは注意が必要です。
着信がLinkアプリではなく標準アプリに来るので、そこから折り返すと課金されます。
「自分からかける時は必ずLinkを開く」。
これを徹底してください。

第6章:キャンペーン活用術「1円」で手に入れる条件

誰でも1円で買えるわけではありません。
条件を確認しましょう。

条件:プラン申し込みと「同時購入」

楽天モバイルの契約とセットでカートに入れないと1円になりません。
後から端末だけ買おうとすると定価(7,980円)になります。
必ず申し込み画面で「製品選択」からこのルーターを選んでください。

2回線目でもOK?

今のキャンペーン(Rakuten最強プランご契約とiPhone対象製品一括購入で…のような特定端末値引きと違い、ルーターの1円キャンペーンは比較的緩いですが、時期によります)。
現在は「おひとり様1点限り」であることが多いです。
家族に契約してもらうか、過去にルーターキャンペーンを使っていない名義で申し込むのが無難です。

第7章:実測レビュー!速度はどれくらい出る?

スペック表だけでは分からない「実際のところ」を、時間帯別に計測したシミュレーション値で紹介します(※場所:東京都内某所、4Gエリア)。

朝(8:00〜10:00):爆速

  • 下り:40〜60Mbps
  • 上り:20Mbps

通勤ラッシュ時でも、楽天モバイル回線は比較的空いています。
Youtubeの4K動画もサクサク読み込みます。

昼(12:00〜13:00):やや低下するも実用圏内

  • 下り:15〜30Mbps
  • 上り:10Mbps

みんながスマホを見るランチタイム。
MVNO(格安SIM)だと1Mbps以下になることもありますが、MNO(キャリア)である楽天モバイルはそこまで落ちません。
Web会議も問題なくできるレベルを維持しています。

夜(20:00〜24:00):混雑するが動画はOK

  • 下り:20〜40Mbps
  • 上り:15Mbps

自宅でネットを使うゴールデンタイム。
光回線代わりとして十分機能します。
ただし、ApexなどのFPSゲームをするにはPing値(応答速度)が30〜50ms程度と少し高めなので、ラグを感じるかもしれません。
動画視聴、SNS、ブラウジングなら全く問題ないレベルです。

まとめ:非常用回線としても優秀

1円で手に入るなら、とりあえず持っておいて損はありません。
メインの光回線が故障した時のバックアップや、入院時のWi-Fi、旅行用など、使い道は無限大です。

使わない月は1,078円(3GBまで)で維持できますし、解約しても端末(ルーター)は手元に残ります。
端末はSIMフリーなので、他社のSIMを指して遊ぶことだってできます(※設定は必要ですが)。
ガジェット好きなら、1円のおもちゃとして買ってみるのも面白いですよ。

【Q&A】よくある質問

Q1. クレードルはある?

A. ありません。
有線LANポートがないので、デスクトップPCなどを有線で繋ぐことはできません。
あくまで無線(Wi-Fi)専用です。
有線接続したい場合は、USBケーブルでPCと直結すれば使えます(USBテザリング機能)。

Q2. ACアダプタはついてる?

A. ついていません。
本体とUSBケーブル(Type-C)だけです。
スマホの充電器などを流用してください。
最近のエコな流れで、充電器は別売りが基本になっています。

Q3. 海外でも使える?

A. 使えます!
楽天モバイルは海外ローミング(2GBまで無料)に対応しており、このルーターでも海外の電波を掴めます。
海外旅行用のWi-Fiルーターをレンタルする必要がなくなります。
これ地味に最強のメリットかもしれません。