「サブ機用にサクッと契約したい」
「子供に持たせるから身分証とか面倒なのは嫌だ」
「とりあえず電波が入るか試したい」
そんなニーズに応えるのが、楽天モバイルの「データタイプ(データ通信専用SIM)」です。
最大の特徴は、「本人確認書類の提出が不要」だということ。
楽天カードさえ持っていれば、ものの数分で契約完了し、eSIMならその場で開通します。
「え、そんなに簡単でいいの?」
いいんです。
ただし、データ専用ならではの「できないこと」や、後々「通話SIM(最強プラン通常タイプ)」に変えたくなった時の手続きなど、知っておくべきポイントがあります。
今回は、このお手軽SIMの活用法と、将来的なアップグレードパスについて解説します。
第1章:本人確認なし!秒速契約の仕組み
なぜ免許証がいらないのか?
それは、支払い方法を「楽天カード」に限定しているからです。
楽天カードを作る時にすでに本人確認が済んでいるので、楽天モバイル側での確認を省略できるのです(特例制度)。
契約の流れ(eSIMの場合)
- 公式サイトで「データタイプ」を選択。
- 楽天会員IDでログイン(楽天カード必須)。
- 申し込み完了ボタンを押す。
- 数分後に「開通準備完了」メールが届く。
- アプリで開通ボタンを押す。
本当にこれだけです。
夜中でも早朝でも、思い立ったらすぐ使い始められます。
第2章:データタイプで「できること」「できないこと」
安いわけではなく、料金は通話SIMと同じ(1,078円〜)です。
機能制限版だと思ってください。
できないこと
- 音声通話:電話番号を使った通話はできません(110番や119番も不可)。
- Rakuten Link:使えません。つまり無料通話機能もありません。
- キャリアメール:楽天メールは使えません。
- SPU(ポイント+4倍):対象外です(これ重要!)。
できること
- データ通信:無制限で使えます。速度もエリアも通常プランと同じです。
- SMS:受信はできません。送信もできません(※LINEの認証などは、SMSなしで行う方法を使う必要があります)。
- テザリング:もちろん無制限で可能です。
要するに、「使い捨てのポケットWi-Fi」のような感覚で使うのが正解です。
第3章:最強の活用法「デュアルSIMの相方」
データタイプ単体で使うよりも、他社のSIMと組み合わせるのがおすすめです。
メイン(通話)+ 楽天(データ)
例えば、メイン回線は「povo(基本料0円)」や「日本通信(290円)」で電話番号を維持。
そして、データ通信用にこの楽天モバイル(データタイプ)を入れる。
そうすれば、面倒な手続きなしに「データ無制限スマホ」が完成します。
電話はメイン回線で受ければいいので、楽天側で通話できなくても困りません。
第4章:いずれは「通話SIM」へ変更すべき理由
「データだけで十分」と思っていても、長く使うなら絶対に「通常タイプ(音声通話SIM)」への変更をおすすめします。
理由1:SPU(ポイント還元)がつかないから
データタイプ契約者は、楽天市場でのポイントアップ(+4倍)対象外です。
もし月1万円買い物をするなら、400ポイント損しています。
通常タイプに変えるだけで、料金はそのままでポイント還元だけ増えます。
理由2:紹介キャンペーン対象外だから
家族などを紹介してポイントをもらうキャンペーンも、データタイプは対象外です。
楽天モバイルの旨味である「ポイント還元」をことごとく取り逃がしてしまいます。
変更手続きは簡単
以前は一度解約して再契約が必要でしたが、今は「my 楽天モバイル」アプリから「最強プラン(データタイプ)から最強プラン(通常タイプ)への変更」手続きが可能です。
この時初めて「本人確認書類(免許証など)」のアップロードが必要になります。
審査が完了すれば、そのままのSIMで通話機能などが解放されます。
第5章:マニアック解説:SMS認証の壁
データタイプ最大の弱点は「SMSが使えないこと」です。
LINEの新規登録ができない?
LINEのアカウントを新規で作るには、電話番号認証(SMS)が必要です。
データタイプではこれができません。
Facebook認証などを使うか、固定電話の番号を使って「通話による認証」をするなどの裏技が必要になります。
すでにアカウントを持っている状態での「引き継ぎ」なら、SMSなしでもいける場合がありますが、リスクはあります。
二段階先証も注意
AmazonやGoogleのログインでSMS認証を使っている場合、データタイプの番号は登録できません。
あくまで「データ通信専用」と割り切ってください。
第6章:おすすめのデュアルSIM組み合わせ3選
データタイプを最大限活かすための、相方SIMを紹介します。
1. povo 2.0(au回線)+ 楽天モバイル
これが最強の組み合わせです。
povoは基本料0円。
普段はトッピングを買わずに0円で維持し、着信専用にします。
データ通信は楽天モバイル(1,078円〜)で無制限に使います。
もし楽天が圏外になった時だけ、povoでトッピング(330円など)を買えばバックアップにもなります。
最強の防災対策スマホです。
2. 日本通信SIM(ドコモ回線)+ 楽天モバイル
日本通信の「合理的シンプル290プラン」は、月額290円で電話番号を持てます。
ドコモ回線なのでエリアも最強。
「電話はドコモ、通信は楽天」という贅沢な構成が、月額1,300円台から実現します。
3. IIJmio(ドコモ/au回線)+ 楽天モバイル
IIJmioは端末が安く買えるので、MNPで端末セット購入しつつ、データは楽天で…という上級者向けの運用です。
第7章:通信速度の実測比較(データSIM vs 音声SIM)
「データ専用SIMの方が速度が遅いのでは?」と疑う人もいるかもしれません。
結論から言うと、「全く同じ」です。
帯域制御などの差別はない
MVNO(格安SIM)の一部ではデータ専用SIMの優先度を下げているところもありますが、楽天モバイルはMNO(キャリア)です。
音声SIMもデータSIMも同じ回線を同じ優先度で使います。
お昼休みに遅くなることもありません。
安心してメイン回線級のスピードで使ってください。
第8章:iPadやルーターでの活用
スマホではなく、タブレットやWi-Fiルーターに入れるのも賢い使い方です。
iPad(セルラーモデル)
iPadにはそもそも通話機能がないので、データタイプで十分です。
本人確認なしで即eSIM発行して、すぐにiPadをネットに繋げられます。
カフェでの作業が捗ります。
古いスマホをルーター化
使わなくなったスマホにデータタイプのSIMを入れて、テザリング専用機(ポケットWi-Fi代わり)にする。
車のナビ専用スマホにする。
そんな「2台目需要」に最適です。
まとめ:入り口としては優秀、でも長居は無用
「今すぐギガが欲しい!」という緊急時や、「お試し入会」としては最高のプランです。
本人確認なしのスピード感は他社にはない強みです。
しかし、楽天モバイルの真価(Rakuten Link無料通話、SPUポイント還元)は、音声通話SIMにしかありません。
データタイプで電波状況などを確認して、「これならいける」と確信したら、早めに通常タイプへアップグレードしましょう。
それが一番お得な使い倒し方です。
【Q&A】よくある質問
Q1. 支払い方法は楽天カード以外でもいい?
A. データタイプ契約の場合は「楽天カードのみ」です。
他のクレジットカードや口座振替は選べません。
これは「楽天カードの本人確認実績」を利用しているためです。
持っていない人は、カードを作るか、普通に本人確認をして通常タイプ(音声SIM)を契約しましょう。
Q2. 未成年でも契約できる?
A. 18歳未満の方は、Webからは契約できません。
保護者と一緒に店舗に行く必要があります(その場合、通常の契約手続きになります)。
データタイプの手軽さは「成人 × 楽天カード保有」が条件です。
Q3. 解約金はかかる?
A. かかりません。
データタイプも通常プランと同様、契約縛りなし、解約金0円です。
極端な話、旅行中だけ契約して、帰ってきたら解約するのも自由です。
気軽に使ってみてください。

