「楽天モバイル、安いしポイントもらえるし最高!」
というのは本当ですが、全ての人にとって最高かというと、決してそうではありません。
住んでいる場所、使い方、性格によっては、「楽天モバイルにするとストレスでハゲそうになる人」も確実に存在します。
私は楽天モバイルのファンですが、信者ではありません。
ダメなところはダメとハッキリ言います。
この記事では、契約してから後悔してほしくないので、あえてネガティブな情報を包み隠さずお伝えします。
もしこれらに当てはまるなら、悪いことは言いません。
あなたは楽天モバイルを選ぶべきではありません。
1. 山間部や田舎の「奥地」に住んでいる人
楽天モバイルの人口カバー率は99.9%に達しましたが、これはKDDI(au)から借りている「パートナー回線」を含んだ数字です。
街中や平地の集落なら問題ありませんが、人があまり行かないような場所はまだ弱いです。
具体的にNGな場所
- 深い山奥のキャンプ場:管理棟付近は入っても、テントサイトは圏外など。
- 長いトンネルの多い峠道:ナビが止まる可能性があります。
- 離島の一部:海底ケーブルがないエリアなど。
- 巨大な森林公園の中:電波が木々に遮られて弱くなる。
「趣味は秘境巡りです」「仕事で林業をしています」「実家がポツンと一軒家です」という方は、迷わず王者ドコモを選んでください。
命に関わります。
2. 地下や大型商業施設の「奥」で働く人
プラチナバンド(障害物に強い電波)の運用が始まったとはいえ、まだ始まったばかりで基地局の数は少ないです(順次拡大中)。
そのため、プラチナバンドが行き届いていないエリアの「閉鎖的な空間」では、電波が弱くなることがあります。
具体的にNGな場所
- デパ地下の厨房やバックヤード
- 大型ショッピングモールの試着室
- コンクリート打ちっ放しの地下ライブハウスやバー
- 高層ビルの窓のない真ん中の部屋
休憩中にSNSを見ようとしてもクルクルして開かない、QRコード決済をしようとしてレジで気まずい思いをする…なんてことも。
自分の生活圏が地下中心の人は、UQモバイルやワイモバイルなど、プラチナバンド完備の他社サブブランドの方が無難です。
3. 通話音質に「超」こだわりがある人
楽天モバイルの最大のウリである「国内通話無料(Rakuten Link)」は、通常の電話回線ではなく、インターネット回線を使った通話(LINE通話のようなIP電話の仕組み)です。
Link通話の弱点
- 若干の遅延がある:相手の声がワンテンポ遅れて聞こえることがあります。
- 移動に弱い:電車や車で移動しながら話していると、基地局の切り替わりでプツッと切れることがあります。
- 声質が変わる:少しこもったような、機械的な声に聞こえることがあります。
友達や家族との電話なら「今切れたわごめんw」で済みますが、「大切なお客様への営業電話」や「一言一句聞き逃せない上司との会議」で使うのはリスクがあります。
仕事でバリバリ電話を使う営業マンの方は、標準電話アプリが使えるかけ放題オプション(月額1,100円)をつけるか、通話品質に定評のあるドコモ・au・ソフトバンクに残るべきです。
4. 「サポートは手取り足取り教えてほしい」人
楽天モバイルにも実店舗はありますが、基本的には「Webで完結させる」ことを推奨しているオンライン重視のキャリアです。
サポートの現状
- 電話窓口:繋がりにくいです。平気で20〜30分待たされます。
- チャットサポート:AIが対応することが多く、複雑な質問をしても定型文が返ってくることが多いです。人間に繋がるまで時間がかかります。
- 店舗:予約なしで行くと待たされますし、店員さんも少人数で回しています。
「スマホの使い方がわからないから、すぐに店員さんに聞きたい」
「設定は全部やってほしい」
「説明書を読みたくない」
というタイプの方は、サポートの手厚い大手3社のメインプランに、高いお金(サポート代)を払ってでも残るべきです。
楽天モバイルの安さには「ある程度は自己解決する」という代償が含まれていると考えてください。
5. iPhone X以前の古い機種を使いたい人
楽天モバイルは、動作保証されているiPhoneの機種が他社よりシビアです。
iPhone 6s, 7, 8, Xなどの古い機種でも使えなくはないですが、以下のような制限があります。
- APN設定が必要:自分で手入力しなければならない場合がある。
- 回線の自動切り替えができない:楽天エリアとパートナーエリアの切り替えがスムーズにいかず、圏外病になるリスクがある。
- 緊急地震速報が鳴らない場合がある:古いOSだと対応していない。
「機械は苦手だけど、この古いiPhone 7を壊れるまで使い続けたい」というシニアの方などは、その機種を公式にサポートしている格安SIM(ワイモバイルやUQモバイル)の方がトラブルが少ないです。
第6章:【独自調査】楽天モバイルから他社に「出戻り」した人の声
実際に楽天モバイルを契約したものの、合わずに解約してしまった(他社に戻った)人のリアルな口コミを集めました。
これが「最悪のシナリオ」です。
ケース1:自宅がピンポイントで圏外だった(30代男性)
「都内のマンション住まいですが、なぜか自分の部屋のトイレだけ圏外になります。
他の部屋はバリバリ入るんですが、トイレでYoutubeを見るのが日課だったので、そこでの圏外はストレスMAXでした。
パートナー回線に繋がるはずなんですが、切り替えがうまくいかなかったみたいです。
結局ahamoに戻しました。」
ケース2:仕事の電話品質が許せなかった(40代男性・営業職)
「Linkを使えば無料なのは魅力でしたが、お客様に電話した時に『え?もう一回いいですか?』と聞き返されることが何度かありました。
こちらの声がこもっていたのか、途切れていたのか。
営業において『聞き返される』のは致命的なので、怖くて使えなくなりました。
通話品質はお金を出して買うものだと痛感しました。」
ケース3:サポートに電話したら30分待たされた(60代女性)
「請求内容について確認したくてサポートセンターに電話したんですが、『ただいま混み合っております』のアナウンスが30分続き、結局繋がりませんでした。
チャットも試しましたがAIの的を得ない回答ばかりでイライラ。
困った時にすぐ助けてくれるドコモショップの有難みが身に沁みました。」
まとめ:安さには理由がある。それを受け入れられるか?
厳しいことを書きましたが、これが現実です。
楽天モバイルは「発展途上のキャリア」であり、大手3社と同じ品質(特にサポートやエリア密度)を求めてはいけません。
しかし、逆に言えば、上記に当てはまらない人にとっては「楽天モバイルは最強のコスパ神回線」になります。
楽天モバイルに向いている人
- 都市部や地方都市の住宅街に住んでいる(ほぼ圏内)
- 地下や山奥にはあまり行かない(日常生活は地上)
- 通話はLINEメイン、仕事の電話はたまにする程度(音質は許容範囲)
- ある程度のトラブルはネットで検索して解決できる(リテラシーがある)
- iPhone XS以降や比較的新しいスマホを使っている
完璧なキャリアはありません。
自分の許容範囲と照らし合わせて、「月額3,000円も安くなるなら、デパ地下でちょっと遅いのくらい我慢するわ」と思えるなら、あなたは楽天モバイルに向いています。
ぜひ、自分に合っているかどうか、冷静に判断してみてください。

